入社する予定だった会社を、なぜか自分で登記することになった(笑)|初めての会社設立オンライン申請①

最初は、会社設立の手続きを自分たちで進める予定だった。

しかも、対面で。

司法書士には依頼しない。その分費用が浮く。

「これなら、さほどお金はかからないだろう……」

と思っていたが――。

出てきた出張予定を見て

旅費、高っ!

そりゃそうです。
手続きが終わるまでの約2週間。現地に滞在する予定だからです!

宿泊費。

交通費。

現地での移動費。

計算すると、なかなかの金額。

そこで素朴な疑問が湧きました。

「今どき、会社の登記って本当に現地の法務局まで行って、窓口でしかできないの?」

そんなわけないだろう。

調べました。

すると普通に出てきたのが、

オンライン申請。

「あるじゃん!」

しかも定款を電子化すれば、紙の定款なら必要になる4万円の印紙税も不要になります。さらに設立登記までオンラインで完結できれば、今回予定していた遠方への旅費も大幅に減る。

今回のケースで試算すると、出張費などを含めて約20万円ほど抑えられそうでした。

これはやる価値がある。

早速、社長に話してみました。

すると、

「前に会社を設立したとき、オンライン申請に挑戦したことがある」

とのこと。

おお、それなら話が早い。

……と思ったら、続きがありました。

「でも、うまくいかなくて、結局窓口まで行った」

なるほど。

後になって、この言葉の重みを私は嫌というほど理解することになります(笑)。


でも、登記日は動かせない

今回、どうしても動かせない条件がありました。

登記日です。

なぜその日でなければいけないのか。

私は深く聞いていません(笑)。

ただ、どうしてもその日に登記したいらしい。

30年以上役者をやってきた私は、こういう時すぐに、

「きっと日が良いんだろう」

と勝手に解釈します。

役者稼業は何かとゲンを担ぎます。

社長は役者ではありませんが(笑)。

とにかく、日付は変えられない。

そしてオンライン申請を諦めるなら、もう明日か明後日には現地へ向かわなければならない。

つまり、

成功すれば約20万円を抑えられる。

失敗して撤退すれば、結局その旅費を払って現地へ行く。

私の真価が問われている訳です!

もう後には引けない。

「とりあえず、やってみよう」

ここから私の初めての会社設立が始まりました。


まず、定款が送れない

会社設立について調べれば、大まかな流れはすぐ出てきます。

定款。

公証役場。

電子署名。

マイナンバーカード。

申請用総合ソフト。

公文書……

……まだあるのか。

知らないものが次々出てきます。

それでも一つずつ進め、最初に本格的に取り掛かったのが電子定款でした。

公証役場へ電話をかけて、オンラインで定款を送る。

ここまでは分かります。

そして必要書類を見ると、本人確認書類もある。印鑑証明もある。委任状もある。

私は考えました。

「必要なら、全部一緒に入れて送ればいいじゃん」

定款。

本人確認書類。

印鑑証明。

委任関係の書類。

必要そうなものを添付して、送信。

……できない。

「何か間違えた?」

確認して、もう一度。

……できない。

電子署名か?

もう一度やり直す。

……できない。

何度やっても送れない。

社長の言葉が脳裏をかすめます。

会社設立最初の洗礼をここで受けました。

そして後から分かった原因は、拍子抜けするようなものでした。

知っていれば数分。
知らなければ、何度やっても送れない。

――これが、トラブル①です。

まだ①です(笑)。

※トラブルは有料記事で詳しく解説します。

公証人の方に泣きつくと、申請ソフトの操作マニュアルを送ってくれました。

ありがたい。

しかし読むのは私じゃありません。

頼むぜ、ちゃっぴー(笑)


そして――

何とか定款を送るところまでこぎつけました。

「よし、送れた!」

一つの成功体験というのは、びっくりするほど人間を成長させます。

昨日までは、

「新幹線のチケット、もう取った方がいいんじゃないか?」

と、あわあわしていたのが嘘のようです。

最初は電子署名一つするのにも、

「どこのボタン?」

「署名ってどうやるの?」

「マイナンバーカード、ちゃんと読み取ってる?」

と、おどおどしていたはずなのに、何度も繰り返しているうちに、

電子署名なんて目をつぶってもできるんじゃないか

くらいの気分になってきます。

もちろん、目は開けてやっていますが(笑)。

そして、何とか電子定款の認証まで漕ぎつけました。

「これで一番難しいところは終わったな」

この時は、本気でそう思っていました。

……全然終わっていませんでしたが(笑)。


次は、いよいよ法務局

公証人の方とのWeb面談の日程も決まり、私は並行して法務局へ提出する書類の整理を始めていました。

ここまで来ると、少し余裕も出てきます。

「電子定款もできた」

「電子署名も覚えた」

「申請用総合ソフトも、なんとなく分かってきた」

昨日までの私とは違います。

ちょっと調子に乗り始めています(笑)。

必要な書類を確認し、PDFを作り、署名が必要なものには電子署名。

”手続き終了”に変わった項目の一番右端に光り輝く「公文書」の文字

ここから、認証された電子定款を含む公文書をダウンロードできます。

もちろん、保管用に紙媒体も送っていただく算段になっています。

「公文書」

です。

公文書ですよ?

なんとなく、

「下手に開いたり触ったりしない方がいいんじゃないか」

と思いませんか?

私は思っちゃいました(笑)。

電子データですから、何か触って改変扱いになったら困る。

せっかく認証してもらったものを壊したらシャレにならん。

だから必要以上に中を触らず、そのまま法務局の申請に使うことにしました。

そして申請準備を進め――

あれ?添付できない!

そもそもこの状態じゃ添付が出来ない!

助けて、ちゃっぴー!

――これが、トラブル②です。
この続きと解決方法は、第2部「法務局へのオンライン登記申請編」で詳しく解説します。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

今回、会社設立を初めて自分たちで進めてみて感じたのは、

「仕組みが分かればできる。でも、初めてだと“何が分からないのか”すら分からない」

ということでした。

本文では、私が実際に会社設立へ挑戦し、何度もつまずきながら何とか登記までたどり着いた流れをご紹介しました。

ただ、

「結局、その“何とか”って何をしたの?」

という具体的な部分までは、この記事では書いていません。

noteでは、その続きを有料記事として、私が実際に止まったところと、その解決方法を画面付きで詳しくまとめています。

専門家向けの解説ではありません。

むしろ、

「初めて会社設立をオンラインでやってみようと思っている人」

に向けた、実体験ベースの記録です。

私と同じところで何時間も悩まずに済むよう、できるだけ具体的に残しました。

👉 [note|入社する予定だった会社を、なぜか自分で登記することになった(笑)|初めての会社設立オンライン申請①]

「自分でもオンライン申請をやってみたい」という方は、続きも参考にしていただければ嬉しいです。

まさまさのプロフィール

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