ITパスポートとは

ITパスポートは、ITを活用するすべての社会人や、これから社会人になる学生を対象とした、ITに関する基礎知識を証明する国家資格です。ITの知識だけでなく、経営全般やプロジェクトマネジメントなど、社会で働くうえで欠かせない幅広い分野の総合的な知識が問われます。 

ITパスポートで学ぶ主な3つの分野

ITパスポート試験は、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野から出題されます。 

1. ストラテジ系(経営全般) 

企業活動や経営戦略に関する知識を学びます。 

  • 経営戦略: 経営戦略の策定、マーケティング、財務、法務など。
  • 企業活動と法務: 企業組織の構成、知的財産権、コンプライアンスなど。
  • システム戦略: 情報システムの企画や開発、システム監査など。 

頻出用語

2. マネジメント系(IT管理)

プロジェクト管理やサービス管理に関する知識を学びます。 

  • プロジェクトマネジメント: プロジェクトの計画・実行・管理手法など。
  • サービスマネジメント: ITサービスの提供・運用・管理など。
  • システム開発: システム開発の手法やプロセス管理など。 

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3. テクノロジ系(IT技術)

IT技術そのものに関する基礎知識を学びます。 

  • コンピュータの基礎: ハードウェアやソフトウェア、データベースの基礎。
  • ネットワーク: ネットワークの種類、セキュリティ対策など。
  • セキュリティ: 情報セキュリティの対策やルール、リスク管理など。 

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主に必要な勉強

  • 参考書と過去問題の活用: 試験範囲を網羅した参考書で知識をインプットし、過去問題を繰り返し解いて出題形式や傾向を把握することが重要です。
  • 重点分野の把握: ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野の出題比率を理解し、特に苦手な分野を重点的に学習します。
  • 用語の理解: ITパスポートでは、専門用語が多く登場します。用語の意味を正確に理解することが合格への近道です。
  • 学習サイトや動画の活用: 無料の学習サイトやYouTubeなどを利用して、視覚的に分かりやすく解説されているコンテンツを活用するのも効果的です。 

誰におすすめか

  • 非IT系の職種: 営業や事務など、ITを活用する機会の多い職種で、ITリテラシーを高めたい人におすすめです。
  • IT業界の初心者: IT関連の仕事を目指す人が、最初のステップとしてITの基礎知識を身につけるのに適しています。
  • 学生: 就職活動での評価につながったり、大学入試で有利になる場合もあります。 

ITパスポート試験で問われる専門用語の正確な数は公表されていませんが、おおよそ500〜1,000語程度と考えるのが一般的です。 

これは、IPA(情報処理推進機構)が公開している出題範囲(シラバス)に記載されている用語だけでなく、それに関連する幅広い用語も含まれるためです。 

用語の数には、主に以下のものが含まれます。

  • シラバスに明記されている用語: 試験の出題範囲として定められた用語。
  • 関連する用語: シラバスの用語を理解するために必要な周辺知識の用語。
  • アルファベットの略語: CPU、RAM、ROM、ASPなど、IT分野で多用される3〜4文字の略語。
  • 新しく追加される用語: 技術の進歩に合わせて、定期的にシラバスが改訂され、新しい用語が追加されます。

シラバスとは、IPA(情報処理推進機構)が公開している、ITパスポート試験の出題範囲と内容をまとめた公式文書です。 

学校の授業計画に例えると分かりやすく、以下のような情報が記載されています。

具体的な内容: 各トピックで出題される用語の例や、関連する情報。

学習目標: 受験者がどの程度の知識やスキルを身につけているべきか。

出題範囲: 試験で問われるトピックの分類と、その内容。

※シラバスは、IPAの公式サイトから無料でダウンロードできます。受験勉強を始める際は、まず最新のシラバスを確認することが、合格への第一歩となります。

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