
単相交流はわかったけど…三相交流って急にむずかしくなるイメージがあるんだよね。





大丈夫!三相交流って言っても、
「120°ずれた3つの単相交流がいっしょにあるだけ」 のシンプル構造なんだよ。
■ 三相交流はどこで使われている





家庭のコンセントって単相だよね?三相ってどこで使うの?





主に工場や店舗など、大きな電力を使う場所だね。
モーター・エレベーター・ポンプなど、力強くて安定した電力が必要だから三相が選ばれるんだ。しかも、発電所にあるのはすべて 三相同期発電機。
世の中の電気は最初から“三相”で作られてるんだよ。
■ 三相交流はどう作られる?
三相同期発電機を回すと、
120°ずつ位相がずれた Ea・Eb・Ec の3つの起電力が生まれる。
👉【図:三相同期発電機と3つの波形】







なんで120°ずれるの?





発電機の中にある3組のコイルが、物理的に120°の位置に配置されているからだよ。
さらに、三相交流には重要な性質があるよ。
- 3つの電圧の大きさは同じ
- 位相が120°ずつずれている
- 3つを足すと必ず0になる(瞬時値の合計が0)
これが 平衡三相交流 だね。
■ 三相交流をベクトルで見ると?
Ea・Eb・Ec を1本ずつベクトルにすると、
同じ長さで120°ずつ開いた3本の矢印になる。
👉【図:Ea・Eb・Ec の120°ベクトル】







あ、単相みたいに時間で波を追うより、こういう図のほうがわかりやすい!





でしょ?しかも、
a → b → c と120°進む順を 相順(そうじゅん) と言うよ。
工事の現場では、モーターの回転方向に関わる大事なチェックポイントなんだ。
次回、後半へつづく
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