銀行員の仕事が消える、という現実
先日飛び込んできた「みずほ銀行が5000人規模のリストラ」というニュース。かつて「エリートの象徴」だった銀行員という職業でさえ、AIや自動化の波には抗えない。そんな現実を突きつけられ、日本中のビジネスパーソンが「次は自分か?」と震えているのを感じます。
私自身、演劇の世界で30年以上、役者や演出家として「人間」を見つめ続けてきました。そして55歳になった今、一念発起してWebデザインの世界に飛び込み、3ヶ月間コードと格闘しました。
そこで見えたのは、ITの便利さの裏側にある「冷たさ」と、AI時代だからこそ価値が爆上がりする「泥臭い人間の聖域」でした。
AIは「最適解」は出せても「涙の場所」は分からない
AIは驚くほど優秀です。コードを書かせれば一瞬、データの打ち込みも正確無比。過去の膨大なデータから「失敗しない答え」を導き出すのは、もう人間の手に負えるレベルではありません。
しかし、AIにどうしてもできないことがあります。 それは、「過去にない感動」を作ること。
AIが作るのは、あくまで「過去の平均値」です。でも、私たち人間が心動かされるのは、効率や正解とは真逆の場所にあるもの。
- 誰かのために、不器用に、でも一生懸命に動く姿。
- 1000キロ離れた場所に思いを馳せ、胸が締め付けられる感覚。
- 画面越しであっても、誰かの体温を感じてこぼれる涙。
AIには、お客様が「何を見て、なぜ涙を流すのか」という文脈(コンテキスト)までは理解できないのです。
生き残るのは「深掘り」できる人間だけ
今、キャリアの模索をしている人は数知れないでしょう。 私が考える、これからのAI共存時代の生き残り戦略。それは技術を磨くこと以上に、「どう生きるか」を深掘りし、自分だけの「人生経験」をビジネスに投影することです。
ちなみに、これまで「いかに手を抜いて時間をやり過ごすか」に全労力を費やしてきたような人間だって、絶望することはありません。その「どうすれば楽ができるか」という執念深い深掘りこそが、AIに的確な指示を出すための強力な武器になるのです(笑)。
私が今、新しい挑戦の中で大切にしているのは、ITという冷たい箱の中に、いかに「心の安らぎ」という泥臭い演出を仕込むか。
- 効率化が進むからこそ、あえて「手触り」を残す。
- 誰でもできる作業はAIに任せ、自分は「問い」を立てる側に回る。
対抗するのではなく、AIという最強の「大道具・小道具」を使いこなし、自分という「演出家」がどんな物語を世の中に届けるか。そこにしか、私たちの生き残る道はないと確信しています。
「人間臭さ」こそが、最強の武器になる
「泥臭い人生経験」を積んできた人間は、強い。 失敗も、挫折も、そして誰かを思う情熱も、すべてがAIには真似できない独自のアルゴリズムになります。
「何ができるか」ではなく、「どうしてそれをやりたいのか」。 その人間臭い「想い」がある限り、私たちはリストラの嵐の中でも、新しい舞台を作り続けることができるはずです。
さあ、皆さんはAIを使って、どんな「感動」を演出しますか?
編集後記
IT企業で営業部長という大役を仰せつかりましたが、私の武器はITの知識ではなく、30年積み上げた「人間への好奇心」です。ビッグサイトで見つけてくる最新技術も、すべては「誰かの心を温めるため」の道具に過ぎません。これからの挑戦も、このブログで綴っていきます。

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